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珍獣の医学 [読書感想文]


珍獣の医学

珍獣の医学

  • 作者: 田向 健一
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2010/12/25
  • メディア: 単行本



私はこの本を読むまで存じ上げなかったのですが、田園調布動物病院の有名な獣医師田向健一さん(ブログにリンクはってますが、手術の写真など苦手な方はとばないでくださいね)の著書です[わーい(嬉しい顔)]

友人に教えてもらったので、さっそく購入してみました。



かつて、らっきーさんを家族に迎えた時は、ただ単純に「動物病院へ連れて行けばいい」と思っていましたが、実際は違いました。
今から10年以上前、うさぎさんを診る事ができる獣医さんは本当に少なくて、私は電車に乗って東京都北区のうさぎ専門病院へ通っていました。
当時、日本で唯一のうさぎ専門病院だったので、その混みっぷりといったら・・・もう行列の出来るラーメン店のようでした(笑)。
でも、埼玉県在住の私はまだぜんぜん近い部類で・・・私が偶然お話しただけでも群馬県や栃木県から来てます、なんて方も普通にいらっしゃいましたよ。

こちらの著書によるとナゼにうさぎさんを診られる獣医さんがいないかというと、獣医学部で勉強しないから、だそうです。
メインで勉強されるのは畜産。
そして、ちょこっと犬さん・猫さんの勉強をする、だけだそうです。

当時はちょっと不満に思っていましたが、勉強していないのでは仕方がないです。
犬さん・猫さん以外(=珍獣)を診察できる獣医さんは、例えるなら会社勤めをしながら専門の学校に通うくらいの努力をされていらっしゃるんですね・・・。

「獣医はビジネスだ」というお話がありますが(そういう意味で使われてませんけどね)・・・「仕事」だけではできないお仕事だと思います。

自分を思い返せば、らっきーさんがガンだと分かった時、その後の道を先生(このときに通院していたのは東京都練馬区にあるうさぎ専門病院)にたくさん提示していただき、すごくすごく悩みましたが、その中から最良だと思える道を選ぶことができました。
今でもらっきーさんにしてあげられる事がもっとたくさんあった、という後悔は尽きることはありませんが、この道で間違っていなかったという確信も同じくらいあります。
賛否両論あるかと思いますが、らっきーさんの病状に一緒に一喜一憂して下さり、らっきーさんが天国へ旅立った報告をしたとき一緒に泣いて下さった先生に私はどんなに救われたことかわかりません。

・・・大きく話がずれてしまいましたが(笑)、動物のお医者さんってこんな事をしてるんだなぁとか、こんな事を考えているんだなぁ、とか分かる面白い内容でした。
次に動物病院にいくとき、ちょっと先生を見る目が変わったりしちゃうかもしれませんね。

実際の治療内容等も紹介されてますが、カメさん[exclamation×2]
甲羅を開けて(!)手術して、甲羅をパテで留める・・・。
そして、またくっつくんです。
田向先生ってすごい!
なによりも命って本当にすばらしいです[ぴかぴか(新しい)]と感じる1冊でした。


そして、やっぱり、これはバイブル[かわいい]


動物のお医者さん 文庫全8巻 完結セット  (白泉社文庫)

動物のお医者さん 文庫全8巻 完結セット (白泉社文庫)

  • 作者: 佐々木 倫子
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2010/11/01
  • メディア: 文庫



思わず、読み返しちゃいました。

そして、私のような超過保護なママにも丁寧に対応してくださるそらちゃんの先生にも感謝しつつ・・・。

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aura-aura

らっきーさんの病気に親身になってくれ、天国に行ってしまった時も一緒に泣いて下さる先生。。。すばらしい方ですね。動物病院の先生にもそんな方がいるなんて。

以前、某シーワールドの獣医さんの話をNHKでドキュメントしていましたが、扱う海獣という動物も特殊ですから、色々な苦労をされていることを知りました。動物のお医者さんは経験学がものをいうのでしょうね。凄い努力されていますよね。
by aura-aura (2011-01-22 00:27) 

まぁこ

この獣医さん、以前テレビにご出演なさってた人ですよねぇ?
カメの手術を見ましたよ。すごかったー。
うさぎさんの脱臼(だったと思うけど違ってたかも)を治すのも
試行錯誤でワンコの症例を見て研究して。。って感じで
エキゾチックをあつかう獣医さんの大変さをあらためて実感しました

関東はいろんな専門の獣医さんがいていいですね
うちの獣医さんところは小動物専門なので
うさぎ連れも多いです。

エキゾチックを扱う獣医さんは好きじゃないとできませんよね
(中には犬猫じゃ患者さんが思うように集まらないから勉強する人もいますが)

by まぁこ (2011-01-22 09:34) 

kabako

aura-auraさん

本当に素敵な先生にめぐり合うことができて、らっきーさんも私も本当に本当にlucky♥でした。
どんなお仕事も大変ですが、小さな家族の命を扱うお仕事(しかも人間のように法律や倫理もないですし)は大変だと思います。

海獣の獣医さんもきっと大変ですよね・・・。
じっとしていないと思いますし・・・点滴して食事のかわりに栄養を、なんて事も難しそうです。
好きでないとできないお仕事ですよね・・・。
by kabako (2011-01-24 11:05) 

kabako

まぁこさん

そうみたいです、私はTVをみていないのですが、「TVに出演しました」という記述が書籍にありました。

そうですよねー、確かに関東で良かったと思います。
インコさんをお迎えしたいなー、と思った時にらっきーさんの件でお医者さんだけはちゃんと鳥を診られるところへって思っていたので1番最初に通える圏内に病院があるかを確認しました。

今年は卯年でますますうささんをお迎えする人が増えると思うので、エキゾチックを(ちゃんと)診られる病院がますます増えてくれるといいですよね!

by kabako (2011-01-24 11:13) 

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